Snowtrackを使ってBlenderの作品のバージョンを管理する

Blenderで複雑な作品を作っていると過去の状態に戻したくなることがあると思います。
そんな方にオススメなのがSnowtrackというソフトです。

Snowtrackとは

SnowtrackでDLできるソフトでBlender以外にもいろいろな形式のファイルバージョン管理ができます。gitでは扱いにくかったバイナリデータを直感的にバージョン管理できるのが強みです。

ただし2022/03/22現在、mergeやチェリーピックなどの複雑な操作をすることはできないので、スナップショット(バックアップ)としての利用にとどまると思います。

Snowtrackの使い方

プロジェクトの作成

まずはプロジェクトを作成します。サイドバーのCreate…ボタンをクリックするとポップアップがでます。

プロジェクト名を入力し、保存場所を選択して Create Projectボタンを押します。

すると保存場所に.snowフォルダができ、そこが管理場所になります。

バージョンの保存方法

保存場所に.blendファイルを保存します。今回は手裏剣を作ろうと思います。

保存場所で何らかの更新が起こるとプロジェクトのAll Tracksの欄に現在のバージョンが表示されます。
Create Versionボタンを押すことで現時点の状態を保存することができます。

ここでは手裏剣の形をつくったので保存してみます。

保存後にバージョン名を変更できます。

今回は手裏剣の真ん中を丸にしてみます。

キリがいいところまで編集したらその都度保存してください。

ここまで作ったところで、やっぱり真ん中に星形の穴をあけたくなりました。
バージョン管理をしているので丸型の穴をあけるまえまで戻ってみましょう。

バージョンの復元方法

復元したいバージョンを選択して右クリックRestore Version…をクリックしてください。

現在のバージョンは右側の緑のチェックがついているtrack(gitでいうブランチ)です。

現在のバージョンを選択して手裏剣.blendをクリックします。
すると穴が開く前の手裏剣が表示されます。

星形の穴をあけて

Create Versionをクリックするとtrackが分岐して現在の状態が表示されます。

以上が、Snowtrackを使ってBlenderの作品のバージョンを管理する方法でした。
お読みいただきありがとうございます。

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